天気雨。

空を見上げた。あの真っ青な空を。
雨が降ってきた。こんなに晴れているのに。
その雨は優しく僕の心の傷に染み込む。
冷たくなく、優しいぬくもりを持った雨は僕の心に話しかけた。
「届いてるよ、貴方の気持ち。忘れないで・・・」
気づくと君が前にいて、優しく笑いかけてくれた。
目に涙を浮かべながら・・・
君を抱き寄せようとして、君も僕のほうに来て
手を伸ばしてみたけれど、
君はいつの間にか消えていた・・・
今僕は凄く寂しい。
君に会えるなら、僕は何もいらないよ。
だから答えてほしい。
「君の気持ちは今何処にある?」

気付けば雨は止んでいた。
そしてまた日差しの中へ・・・

解説
この作品はもともと書いたのからちょっとかえました。
何となく恋物が書いてみたくなって書いてみましたが・・・
まだまだですね・・・(苦笑)