無題
あれは何時、肩にも満たナイ髪をナビカセ
「オツキサマを眺めていましたワネ、 アハハ、ウフフ」
カタカタ音を鳴らし、オツキサマを眺め、貴方は泣いテイタ?いいえ、貴方は微笑んでいました
 
其れは羽かしら?名もないモノよ、空に浮かぶのハ、オツキサマの光ヲ辿り・・・
「イツカアノトオイバショマデ」とでも申しましょうか
天(そら)から地を見ようと、高く居ようと 
 
其処にコトバが存在スルノナラバ
お話しましょう
蒼き星に導かれココまで来たのですが
母は爪を齧り 粉を撒き 
頭から落ちた 枯葉のように
 
ワタクシは産声ヲあげた 名もない星の下で
母はワラッテイタ 髪をナビカセて 「ひらり、ひらり 交換しましょう」
其処に在る樹木の雫が恐くて 
救われることのない 祈り願いの代償
泣きながら御祈りシタあのオツキサマきらきら
 
「ハテ、ワタクシドモハ何処カライラシタノデショウ?」
 
この世に光が在るコト 
生と死が在り
今日息絶えるモノの分 命は芽生エル
ハネハハエタ、まだ大樹の影ではアリマスガ

解説
僕の尊敬する人の一人の詩を手本にしたもので、少々気味の悪い作品となりました
が、イメージしてください。
わかるひとにはわかります。

感想
気味悪いって書いてあるけど、すごくカッコいい!!