神楽の上で光る霧月
明るく輝くネオンサイン。それがこの街を眩しくする。
でも、僕が生まれた町には明るく輝く月がある。
僕があの町を出た秋に、あの神社で神楽が流れた。
今ではライトが灯っているがその明かりだけじゃ明かりは足りない。
だから、毎年の祭りにはいつでも月が出る。明るくそしてうっすらおぼろめいている、
そんな月が毎年出てくる。
僕はそんな神楽の月が好きだった。だけど今ではその光も見えない。
この街は、僕には眩しすぎる。
だから僕はあの月を懐かしんだ。だから僕は霧月。神楽の上に光る霧月なんだ。
僕は、いつまでもそうありたいと願った。だから僕はこの名を背負って旅に出た。
眩しい街でも月は出る。いつでも月は消えはしない。見えないときでも雲の奥には月が出る。
僕はそんな月になりたい。
解説
いやぁ〜簡単に言えば我輩の名前の由来です。あんまりカッコ良くないでしょ?
まぁ優しく照らす月みたいな詩を書きたいなって思ってます。って感じで書きました。