生きる

 単調な生活に
刺激のない日々に
見つからない生きがいに
ぼくは絶望していた。
ぼくは死のうかとも思った。
そんなある日
ぼくは道端にはえる
雑草を見つけた。
なんてことのない雑草を見つけた。
ぼくは雑草をじっとながめていた。
道行く人に何回もふまれていた
けれども、何回でもおきあがった
まるでそれが雑草の生きがいに思えた
それが雑草の「生きる」意味に思えた
ぼくは雑草を見て
「生きよう」と思った
ぼくはついに、
自分の夢を見つけた。
自分の生きがいを見つけた。
自分の居場所を見つけた。
「生きる」という名の道を・・・
僕は・・・見つけた。