決意〜determination〜

 あの日決めた夢 それがいつのまにか消えかけていた
自分の愚かさに気がついて 何度も変えようとした
それも実を結ばないまま また自分を甘やかした
それが続いて今まで来て 気付いてみれば負け犬に・・・
みんなもそっぽを向いて だんだん離れていった
「なんで?どうして?」僕は何度となく叫んだけれど それは誰のせいでもない
本当は自分がまいた種 その種が花をつけてしまい 今ではもう見るも無残
だけどもう一回思い返す 僕には僕のやりたい事がある
それは有名になるとか お金持ちになる事なんかじゃない
好きだから 音楽が好きだから ただ単純に音楽が好きなだけだから・・・
だから僕は飛び立ちたい どんなに難しいことであっても
どんな代償を払っても構わない だけどやらなければいけない
今までも そしてこれからも 少しでも僕の事を思ってくれる人たち そして 自分のために・・・
自分で決めた道だから 自分が決めた道だから 自分が話した道だから
確かに不安はある 出来ないかもって言うとても大きな不安がある
でも思い留まっていては前には進めない 前へ進もうとしないと前へは進めない
前へ進みたいと思うから進める 行かないとと思えば行ける
行くしかない 立って歩くしかない 苦しむときはどれだけでも苦しむ
どんなに悲しい 理解できない 納得いかないことがあっても
無理矢理納得しないと進めない 腹が立っても進まないと行けない
どんなに大きな山でも 登りたいと思うから登れる
どんなに大きな海でも 渡りたいと思うから渡れる
あのでかい空にだって 飛びたいと思ったからあの少年たちは空を飛んだ
あの宇宙の謎が知りたいと思ったから ロケットは今でも飛んでいる
人を喜ばせたいから 青年は本を書いた
踊る事が好きだから 少女は海を渡り今でも踊りつづけている
僕だって 音楽が好きだから 音楽がしたいと思うから・・・
だから海を渡りたい だから音楽を色々知りたい
いろんな国の いろんな人の いろんな音楽に会いたい
どんな辛い事があるかもしれない 血反吐吐くこともきっとある
生死の境をさまようかもしれない 他のどんな代償が待っているか分からない
でも進む 進まないと行けないから進む 進めば必ず道は開けるはずだから進む
進みたいから進む・・・
夢見るだけなら誰でも出来る 夢を叶えようとする事は難しい
僕は夢を叶えたい 楽できなくても構わない
もう十分楽したじゃないか 今度は試練しか待ってない
試練を乗り越えれば夢はすぐそこ
でももう戻れない そこではもう帰れない
でも行くしかない 前へ進まないと何も始まらない
自分の夢を叶える事が出来るのは自分だけなのだから・・・

解説
思いっきり親と喧嘩しました。
そして、あれこれ色々嫌味みたいに言われた後に書いたもので、
でも親の言う事に何一つ間違いはないと気がついて書きました。
後ばっかり見ててもいけないんですよね。分かれ道で自分の良い方取っちゃいけないんですよね。
どんなに辛くても耐えないといけないんですよね。
僕は単純に音楽が好きだから音楽で進みたいって思った。
母親も父親もそうでした。
母親はバレエが好きだから今でも先生してて、
父親も映画や芝居が好きだから脚本書いてお客さんにお芝居という夢を売って・・・
僕も好きな事がしたいから音楽がしたいって言って決めた。
これは僕の決意そのものです。
何も代償無しに何も得られない。それをよく理解したいと思います。